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緊急事態宣言下の本庁運営に対し、各地の神社庁が神社本庁に猛抗議!

愛知県神社庁決議書
疫病拡散防止を理由に全職員を「在宅勤務」とし、既に2か月にわたり事実上の閉庁状態が続いている神社本庁。
役員会を招集せず書面決議のみで済ませ、定例評議員会も開催せず「常任委員会として開催」という訳のわからない理屈で乗り切ろうとした。しかもその「常任委員会」ですら、まともに開催せず議題を予算決議に限定のうえ書面決議にするという。
未曽有の国難と全国神社の窮状、度重なる不正疑惑・不祥事による本庁崩壊の危機に直面しながら、「見ざる、聞かざる、言わざる」を決め込むのが、いまの神社本庁執行部の徹底した「危機管理」の在り方のようだ。

そのような中、各地の神社庁から神社本庁の姿勢に対する抗議の声が上がっている。
最初に声を上げたのは愛知県神社庁。神社本庁統理に宛てて、本庁業務の正常化に向けた事態の是正を進言する決議を行ったようだ。
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決 議 書
このたびの週刊誌などで世間を騒がせている本庁部長参事・課長主事による不始末を始め、神社本庁内に於ける一連の疑惑は、当県氏子・神社関係者からも多くのご批判をいただくに至り、もはや看過できない事態となっております。
ここに愛知県神社庁役員一同は、この過去数年間に亘る神社本庁を取り巻く疑惑・騒動、そして実際に裁判にまで発展している事、尚且つ前途有為の若者二十数名が、この間に退職に至った事実等々に対する神社本庁の対応に大変憂慮いたしております。
ついては、当県の神職・氏子・崇敬者の斯界に寄せる信頼をさらに確固たるものにする上でも、神社本庁として騒動・不始末を起こした者に対する厳正なご処分と、本庁業務の正常化に向けて早急に事態を是正いただくよう役員一同進言決議致します。
令和二年三月十九日
愛知県神社庁長 牧野武彦外役員一同
神社本庁統理 鷹 司 尚 武 様
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本庁部長参事・課長主事による「不始末」の詳細はこちらを参照
過去数年間にわたる神社本庁を取り巻く疑惑・騒動については自浄.jpをお読みください。

九州地区神社庁1

次に動いたのが、九州地区。沖縄県神社庁、長崎県神社庁、佐賀県神社庁、大分県神社庁、熊本県神社庁、鹿児島県神社庁が、4月8日付けで、連名による緊急提案を提出した。
「緊急時における対応については、専門家や識者の意見をはじめ、現場の情報が何よりも必要とされるが、現状のままでは本庁の窓口が閉鎖されているため情報提供もできない。現場の神社ではコロナ対応に苦慮しており、これでは視界に不安感を与えるばかりで、神社本庁そのものの存在意義さえ問われかねない。」と、神社本庁の危機管理対応を厳しく非難。
「あらゆる問題を想定した対応策、緊急時の意思決定も含めた時限的な規程などを早急に策定し、少なくとも役員会(責任役員会)には図るべきであり、通常の役員会が開催できないのであればIT機能などを駆使して、役員からより多くの意見を求め、神社界の結束を促すべきである。」として、一刻も早い神社本庁の対応を求めた。
しかし、神社本庁はこれを黙殺。
神奈川1

次いで、神奈川県神社庁が、4月23日付けで神社本庁統理宛てに意見書を提出。
幹部職員同士の不倫という公序良俗反する問題や、基本財産売却に関わる組織内部における疑惑の問題に加え、3月26日日以降の全職員の在宅勤務体制を批判し、不始末を起こした者に対する厳正な処置と、本庁業務正常化の為に早急に取り組むよう進言した。
神奈川2

また、評議員会議案に対する疑問点を質問書にまとめ評議員会議長あてに提出。
しかし、神社本庁は一切無視。
神奈川3

そこで、神奈川県神社庁は、5月15日付けで、各都道府県神社庁長宛てに、意見書及び質問書を参考資料として送付した。
福島県神社庁1

福島県神社庁及び神政連福島県本部でも、本庁幹部職員の不倫騒動について、騒動を起こした両職員に対する厳正なる処分を求める決議を行い、4月28日付けで、決議書を統理宛てに提出した。