金刀比羅宮が本庁離脱-規則変更を文科相認証
(中外日報2020年11月20日号)
離脱は今年2月に役員会で決議。6月5日付で境内に公告を掲示し、本庁に通知書を送付。8月26日に包括関係廃止を含む規則変更を申請し、10月20日に認証された。
離脱の理由について同宮は、本庁の職舎売却をめぐる議論に加え、昨年の大嘗祭当日祭で香川県神社庁に「不手際」があり不信感を募らせたためとしている。
先代の琴陵光重宮司(1914~94)は香川県神社庁長、本庁理事、長老などの神社界の要職を務めたが、現宮司の就任の際、神社本庁側が「資格が足りない」としてすぐに認めず「本庁の乗っ取り騒動だと話題になった」と現宮司自ら週刊誌に語っていた。
離脱認証に際して琴陵宮司は「昔ながらの庶民信仰という当宮の『お社柄』を、これからもますます大事に守り抜いてゆこうと思います」とコメントした。