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安倍応援団「神社界」が大揺れ
( 『選択』平成31年2月号)

7-77 選択31年2月号1
「・・・折しも神社本庁内部で、靖国問題と軌を一にするような皇室軽視の騒動が続いている。本庁の不動産を不当に転売した疑惑がマスコミに追及され、内部批判にさらされた田中総長が昨年、一度は辞意を表明しながら前言を翻して居座った。自体を憂慮する鷹司尚武統理が田中氏に潔い出処進退を促すも,田中氏はこれを無視。あろうことか逆に統理を辞めさせようとしているとされる内紛である。
・・・中略・・・
田中氏の異様な強気を後押しするのが、神政連国会議員懇談会(約三百議員)の政界人脈を背に隠然と実権を握る打田氏であることは衆目の一致するところだ。今年三月までに三年に一度の改選が進む各県神社庁人事に手を突っ込み、評議員会に『田中総長続投』の多数派工作を繰り広げているという。
鷹司氏は前任の北白川氏の残り任期を引き継いだので、五月に改選手続きが必要だ。『田中・打田コンビは、非妥協的な態度から見て、鷹司統理を自分たちに好都合な人物にすげ替える気では』(本庁関係者)との懸念が広がる。田中派職員が陰で鷹司氏を呼び捨てにするなど風紀は荒んでいる。」

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