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メディアミックス社には毎年1千万円抜かれていた?
-季刊紙「皇室」の販売で食い物にされた日本文化興隆財団-

小串陳述書抜粋
神社本庁の関連団体である日本文化興隆財団(かつての国民精神研修財団)。
本庁から多額の支援を受けて運営されていたこの財団が、(株)日本メディアミックスに利益供与していた?

この財団が、長年にわたり神社界から癒着業者への資金環流の「HUB」的役割を果たしてきたとも囁かれているようだ。
いやしくも”公益財団法人”たるもの、過去の汚点についてもきちんと説明責任を果たしたうえで、神社本庁の自浄のために一役買っていただきたいところである。

(写真)神社本庁副総長だった小串和夫氏の陳述書より




財団登記簿抜粋1

この財団の不透明な経理については、先日実施された小野崇之氏(当時の財団事務局長)の証人尋問でも問題となっていた。
平成12年7月に所有していた全国神社会館の不動産を7億7900万円で國學院大學に売却。その売却代金からディンプル社に4億4000万円を支払って移転先ビルを購入したという・・・
とすれば、この不動産取引の結果、財団の資産として「取得価格4億4000万円の不動産」と「3億3900の現預金」が存在していたはず。
仲介手数料や税金を支払っても、財団の総資産は6~7億円を下らないはずではないか。

ところが、この財団の平成13年6月末日の決算では資産総額が4億8356万6444円しかなかったというのであるから不思議である。

この財団が保有していた資産は、元をたどれば全国の神社から拠出されたものであり、全国氏子崇敬者の浄財からなるもの。
先人たちの心のこもった浄財は、いったいどこに消えてしまったのであろうか?
財団登記簿抜粋2