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神社本庁長老、”控訴審判決を前に”熱く語る!
(神社新報 令和3年9月20日号より)

控訴審判決を前に(高千穂神社宮司後藤俊彦)
「神社新報」9月20日号に、宮崎・高千穂神社の後藤俊彦宮司(神社本庁長老)の『控訴審判決を前に』と題する寄稿文が掲載された。
9月16日の控訴審判決後の掲載ではあるが、投書自体は判決前の9月10日になされたものとある。もっとも、論旨を見る限り、後藤宮司が、神社本庁の全面敗訴判決を予想していたことは間違いなさそうだ。

「百合丘職舎売却にあたっての経緯や売却価格は、当然ながら疑惑を生みやすい。私共が神社の基本財産を売却する場合、神社本庁に対して、”財産処分承認申請書”の提出が厳しく義務付けられてゐる。それだけ神社有地や鎮守の杜の尊厳を保つことは重要なことであり神社の公共性が高く評価されてゐるからである。
私が十年余り当該地域の支部長を務めてゐる頃に扱ったこの種の案件の中にも、処分に反対する住民や、売却内容に疑惑をもつ人々から多くの情報が寄せられたことがある。このやうな重大な案件に関しては、幾重にも公平性と慎重を期さなければならないと思ってゐる。一方、原告側も正義的感情によるものであれ、確たる証拠事実の提示や、疑惑を指摘したことで生じる様々な影響への慎重な配慮が必要なことなど、その種の行動には重い責任がともなふことを思ひみるべきである。今回の出来事は神社界にとっても大きな教訓となった。
・・(中略)・・最終的には判決(国法)には双方とも潔く従ひ、神意を畏みつつ直り会ひ、共に力を合はせて神社本庁の結束と信頼を取り戻すことは、大御心を安んじ奉り、神社関係者をはじめ多くの国民の願ひであると信じてゐる。」

さて、「日本は三審制だ。たとえ負けても最高裁まで戦ふ!」と豪語しておられてた田中総長らに、今回の全面敗訴判決に潔く従ひ、神意を畏みつつ直り会ふだけの器量が果たしてあるだらうか?