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田中-打田体制は崩壊へー正常化陣営は総力を挙げて自浄と改革へ突き進め!
(月刊「レコンキスタ」令和5年1月1日号)

レコンキスタR5.1
東京地裁判決を受けレコンキスタより全国の神道人への”檄”

ー東京地裁で不当判決ー
昨年5月に開催された評謀員会で、神社本庁の新しい理事が選任された。その後の臨時役員会で鷹司統理は、神社本庁を正常化するために、十数名の理事の中から新総長に芦原高穂氏(北海道・旭川神社宮司)を指名した。しかし田中前総長は、総長指名は役員会の議決がなければ無効であると主張し、新総長が決まらないなら規則の定めにより前任者が「なほ在任」しているとして、事実上総長の座に居座り続けてきた。
この理不尽な手口に対し芦原理事は、自分が総長の地位にあることの確認を求める訴えを東京地裁に起こしていたが、咋年12月22日、芦原理事の請求を菜却する判決が下された。
明らかな不当判決である判決の内容については次号で解説することにするが、芦原理事は当然控訴すると思われる。
(中 略)

ー田中体制の二十年間で起きたことー
田中「なほ在任」総長は、副総長も2期6年歴任している。副総長就任は平成16年であるから、田中-打田体制は実に20年近く続いてきたことになる。その間、神社界では様々な事件が起こった。…(中略)…この20年間に、『別表神社』という、神社本庁が一般の神社とは異なる取り扱いをしている全国に8万を数える神社の中で約350社しかない有名神社が、計6社も離脱した。その内の2社が、田中前総長が庁長をつとめる京都府神社庁管内の神社だ。更には血生臭い大事件も含めて、問題が続発してきた。黒幕とされる神道政治連盟の打田文博会長の役回りも含めて、神社界を牛耳ってきた田中-打田体制とは何であったのか、芦原H新体制に祖の究明を期待していたが、一審敗訴で暫くお預けになったのは残念である。
(中略)
…しかし、仮に一審で芦原理事が勝訴したとしても、田中前総長は控訴して居座りを続けたことは間違いない。今、芦原理事及び鷹司統理をはじめとする正常化陣営にとって大切なことは、奇をてらわず着実に体制を整えることだ。

ー神道人よ、起ち上がれー
今、日本の国土に生を受けている神道人の使命は、未来を担う人たちが大御心のもとに万民豊楽の世の中を織り成してゆくことができるよう、祈り続けることだ。それには、神社本庁自身がこれまでの来し方を反省し、今日の社会において神社界が果たすべき役割を再確認したうえで、それを具現化できる組織に生まれ変わる必要がある。
(中略)
…今回の不当判決で神社本庁にそれを望むことはしばらくお預けとなってしまったが、鷹司統理を支える『花菖蒲ノ会』の役割は極めて重要なものとなった。同会より神社本庁の正常化に向けた決意が、改めて内外に示されるであろうが、事を無理に急いではならない。地位や立場に拘わらず意見を求め、開かれた場で討論を繰り返し、方向性を確認する作業を丹念に繰り返しながら、神社本庁の正常化に備えてほしい。その過程で必ず新しい気付きや着装が生まれ、予想外の展開になる筈だ。今の日本の政治や社会の状況を見渡せば、こうした手順を踏むとの大切さは、よく理解できるだろう。大いに期待している。

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