鶴岡八幡宮が神社本庁を離脱へ 総長ポストで対立?「こんぴらさん」に続き…ゴタゴタ収まらず
(東京新聞Web 2024年3月12日)
◆離脱理由は「手続き中で話せない」
鶴岡八幡宮などによると、今月5日、離脱する通知を内容証明郵便で神社本庁に送付し、7日に受理された。離脱するには宗教法人法が県の認証が必要と定めており、手続き終了まで数カ月かかるとみられる。
鶴岡八幡宮は離脱の理由を「手続き中で話せない」とする。神社本庁の事務方トップ「総長」を5期務める田中恒清(つねきよ)総長(京都・石清水八幡宮宮司)に対する「強い不信感が理由」と指摘する関係者もおり、背景には、総長ポストを巡る人事の対立があるとみられる。
鶴岡八幡宮は、鎌倉幕府を開いた源頼朝が1180年、現在地に祭ったのが始まり。鎌倉を代表する名所として年間を通じて多くの観光客が訪れる。(砂上麻子、阿部博行)