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「『東神』に期待」(荻窪八幡神社宮司 小俣宗昭)
(東京都神社庁報『東神』令和6年6月号より)

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庁長不信任と横領疑惑で揺れる東京都神社庁(小野貴嗣庁長)の庁報『東神』に掲載された、荻窪八幡神社(杉並区)の小俣宗昭宮司からの投稿が注目を集めている。
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「『東神』は長年にわたり、斯界の歴史を記録し、会員と共有する重要な役割を果たしてきた。これまで多くの素晴らしい活動を取り上げ、斯界の発展を称えてきた。
しかし、振り返ると、不都合な事実や問題点が記事にされることがほとんどなかったように思われる。歴史とは、成功と失敗の両方を含むものであり、両者を記録することこそが真実の記録である。不都合な事実を避けてしまうと、私たち自身が過去の過ちや教訓から学ぶ機会を失いかねない。過去の失敗や課題を正直に記録し、次世代に伝えることが『東神』の使命であろう。
特に、財産処分の問題でやむを得ず本庁を離脱した神社の件などは、個人情報の問題もあるが、記録として残すべきではないだろうか。
不都合な事実を掲載することは、批判を招くリスクもあるだろうが、それ以上に大きな価値があると思う。」
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まさに正論である。『東神』のみならず『神社新報』や『月刊若木』の編集者らも、しっかり反省して、姿勢を正すべきである。
斯界にとって不都合な事実があれば、それを隠蔽するのではなく、不都合な事実そのものを改め、穢れを祓い清めることこそ、わたしたち神道人の務めではないか。