『ギャンブルに使った』東京都神社庁元幹部を書類送検 2580万円横領か
(TV朝日 令和6年10月24日)
同職員は、横領事件発覚後も港区内の神社の宮司を務めているという。
「ギャンブルに使った」東京都神社庁元幹部を書類送検 2580万円横領か[2024/10/24 13:57]
東京都神社庁(東京都港区)の資金計2580万円を着服したとして、警視庁は24日、業務上横領容疑で、元幹部の男(48)=懲戒解雇=を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。
送検容疑は都神社庁の財務担当だった2020年2月5日~22年12月6日、計40回にわたって同庁の口座から計2580万円を自身の口座に入金し、横領した疑い。容疑を認めているという。
関係者などによると、男は当時、都神社庁の預金口座管理を担当。ネットバンキングを使った振り込み手続きなどを1人でできる立場にあった。
同庁に対し、「借り入れだと勝手に考え、流用を繰り返した。(着服金は)法人税の支払いや競馬の費用に充てた」と説明したという。
22年12月、内部からの指摘で、不正が発覚した。同庁は当初、退職金を減給して支給する「普通解雇」としたが、内部から「処分が甘すぎる」などと批判が上がり撤回。昨年4月、退職金を支払わない懲戒解雇とした。
同庁は今年8月、警視庁に刑事告訴した。男は既に都神社庁に全額を弁済したという。
- 朝日新聞デジタル
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都神社庁元財務担当の宮司を書類送検 2580万横領容疑 警視庁
東京都神社庁(港区)の資金約2600万円を着服したとして、警視庁は24日、財務担当だった元職員の男性(48)を業務上横領容疑で書類送検した。捜査関係者への取材でわかった。同庁はすでに男性を解雇し、すでに親族が全額弁済しているという。職員は容疑を認め、「競馬などに使った」と供述しているという。
捜査関係者によると、送検容疑は2020年2月~22年12月の間に計40回にわたり、同庁の資金を自身や自身が事務局長を務めていた「都神職教誨(きょうかい)師会」の口座に移し、計2580万円を横領したというもの。
元職員は港区に所在する神社の宮司。都神社庁に提出した事情説明書によると、生活費のクレジットカードの返済や競馬などに使っていたという。警視庁の聴取にも同様の説明をしていたという。