田中総長が辞任を否定!
神社本庁評議員会 緊急動議採択せず
進退問う動き 先行き不透明
平成30年10月26日付け『中外日報』が1面トップで取り上げています。
中外日報の取材班も、本庁幹部による情報操作に対して疑念を抱き始めたようです。
中外日報の取材班も、本庁幹部による情報操作に対して疑念を抱き始めたようです。
<解説>
田中総長の「辞意表明」については10月3日に本庁顧問・長老も招いて臨時役員会が開かれ、それを踏まえて田中総長が今後も職務を全うすると強調する各神社庁長宛て通知が出されていた。
田中総長の「辞意表明」については10月3日に本庁顧問・長老も招いて臨時役員会が開かれ、それを踏まえて田中総長が今後も職務を全うすると強調する各神社庁長宛て通知が出されていた。
しかし、神社本庁と関係の深い専門誌『神社新報』(22日付)は、非公開だった3日の会議では田中総長の続投などについて「おおむね理解を示す意見が述べられた一方で、複数の理事から異論も寄せられた」「採決などは行わずに閉会となった」と報じた。
また、鷹司統理の「責任ある立場の者が朝令暮改のように前言を翻すことはあってはならない」というコメントも引用して、上記通知とは異なる同氏の立場を示した。
評議員会の鷹司統理の言葉は表現こそ抑えられているものの、『神社新報』などに紹介された厳しい発言と矛盾するものではない。田中総長に「いわば解任動議」と言わしめた緊急動議まで提起されたことを見ても、「反田中総長」の動きが完全に封じ込められたとは言いがたい状況だ。
(中外日報「取材班」)