歴代秘書部長は予言していた!
神社本庁の敗訴で「神社本庁の崩壊」そして「国体の破壊」の危機???
懲戒無効確認訴訟において、この裁判に負ければ「日本の国体破壊につながる」との主張を展開した 内田 智 弁護士(神社本庁顧問・日本文化興隆財団理事)。
原告への懲戒処分が無効となれば「包括宗教団体としての機能もマヒすることとなり、日本の神社神道の進行活動も危殆に瀕することとなります」と陳述した 小間澤 肇 氏(前 秘書部長、現 渉外部長)。
原告への厳正な処分を実施しなければ「被告組織それ自体が崩壊してしまう」と陳述した 原田 恒男 氏(懲戒処分時の秘書部長、現広島県神社庁参事)。
彼らは、本気でそう考えていたのか?
それとも、神社本庁の"秘書部長"というのは、たとえこのような詭弁であっても、"上"から命じられれば、そのとおりに陳述しなくてはならない役職なのか?
もしかすると、田中総長は「『国体の破壊』云々は、そもそも自分の発言ではなく、内田 智 弁護士が勝手に書いた文章であって、自分は一切知らなかった。」と白を通すかもしれない。もしそうならば、神社本庁は、顧問弁護士を解任のうえ、弁護士会に懲戒を求めなければならないはずだ。
前秘書部長の原田氏には、ぜひ、先日の週刊文春の記事を読んだ感想を聞いてみたいものだ。
原告らへの懲戒処分が認められなければ「神社神道が立ち行かなくなる」「本庁組織が崩壊する」と公言した懲戒処分当時の秘書部長として、今回の東京地裁判決をどう受け止めるのであろうか。