『花菖蒲ノ會』会報 第10号
「神社本庁代理人弁護士小川尚史氏による『総長選任問題に関する判決の解説』を反面教師に、神社本庁の未来の姿を考へる①」
(令和5年4月10日発行)
統理を支え神社本庁の正常化を目指す『花菖蒲ノ會』から「会報第10号」が届いた。
今回は、神社本庁の代理人である弁護士小川尚史氏が「月刊若木」2月号に寄稿した『総長選任問題に関する判決の解説』を反面教師としながら、昨年12月の東京地裁判決および小川理論の誤謬を鋭く指摘している。
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「月刊若木」2月号に掲載された小川尚史弁護士による報告文書
この「月刊若木」2月号における小川尚史弁護士による報告文書には、これまで神社本庁が示してきた常識的な考え方とは根本的に異なる、異質な解釈論が展開されている。
その理由は、「神社本庁憲章」を無視し、統理の指名よりも役員会の決議が優先するという解釈に立っているから、である。
総長選任問題を正しく理解するには、小川弁護士及び一審判決が「判断の前提」としている「宗教法人法」と「神社本庁庁規」のみでなく、以下の視点から解釈しなければならない。
①神社本庁憲章との関係を踏まえること
②その大前提として、@神社本庁の存在の目的・理念を踏まえること