総長選任問題控訴審判決は芦原理事の訴えを棄却
-それでも田中体制が大崩壊する理由!
(月刊「レコンキスタ」令和5年7月1日号)
・控訴審での不当判決に芦原理事は直ちに上告
・評議員会を恐れている田中執行部
・正体の露見と相次ぐ綻びで、田中体制は崩壊の道へ突き進む
「司法判断の如何にかかわらず、鷹司統理が田中氏を総長に指名することは有り得ない。総長の指名は、議決機関である評議員会での推挙を背景として、統理に付与された聖なる権限であり、そこに役員会と言えど、俗なる機関が介入することはあってはならないことだ。そして五月の評議員会の状況を見る限り、もはや大半の評議員は田中体制に対し、一刻も早い辞任を求めていると言ってよい、故に田中執行部は、議長に田中派の北山氏を据えているとはいえ、評議員会の議事運営如何が田中体制の命綱であると考えている。・・・
・・・過半数を超える田中派の理事は、役員会の議決という民主的手段により、田中氏は総長に選任されており、統理は田中氏を総長に指名すべきであると主張する。しかし、評議員会における田中派議員の言動は、明らかに評議員会での討論を封じようとするものであった。田中執行部は、少数の田中派責任役員によって、神社本庁を独裁的に運営しようとしていることは明らかであり、これは議会の機能を否定するファッショ体制以外の何ものでもない。
しかし、評議員会で手の内がこうも明らかになっては、同じ手は二度と使えない。そして最近は、田中体制の正体が明らかになるにつれて、あちこちで綻びが見えてきた。控訴審は田中氏に軍配を上げたが、崩壊への道は後戻りできない。」