『花菖蒲ノ會』会報 第22号
(令和6年8月1日発行)
統理を支え神社本庁の正常化を目指す『花菖蒲ノ會』の「会報第22号」が届いた。
議長は始めから役割を放棄~「統理挨拶」をめぐり総務部長ほかが良識疑ふ発言~
「去る5月23日、24日の両日、神社本庁定例評議員会が開催されました。既に神社新報や「月刊若木」で議事の概略はご承知と存じますが、北山議長はこれまで同様、現執行部を批判の矢面から守り、総長選任に関する決議に至ることのないよう、田中「尚在任」総長を支持する評議員との息のあった議事運営を臆面もなく進めました。更に議事の中では、次期式年遷宮に向けて、公明正大な議論を期待した統理挨拶に対し、非礼極まりない質疑が、一部の評議員と荒井総務部長のもとで交されました。聞くに堪えないそれらの発言によつて、百合丘職舎の不正売却を始めとする数々の疑惑を無かったことにし、そのために神社本庁憲章の効力を否定しなければ存続できない現体制の恥ずべき状況が、より明らかとなった評議員会でありました。その概要を報告します。・・・」
鷹司統理の閉会の挨拶 |
この評議員会の閉会の挨拶で、鷹司統理は以下ように述べられたという。
「私の開会の挨拶について、途中で挨拶文がすり替へられたという意見があったが、私の手元から出ている文章であり、そんなことは有り得ない。誰がそんな盗人のようなことをするのか、 端々にそういう点が見られたことが残念であつた。」
「裁判所が判断を出しても、全部カバーしきれない部分がある。その残された部分がどうあるべきなのか、皆様の意見を聞きながら進んでゆければと思う。」
おわりに
「平成28年に百合丘職舎売却に関する疑惑が露呈してより、神社本庁では八年以上もの間、疑惑の隠蔽とごまかしが続いてきました。その間に神社本庁は、不正を追及しようとした稲・瀬尾両参事に懲戒処分を下しましたが、その処分の無効を求める裁判の過程で、平成12年の国民精神研修財団(現在の「日本文化興隆財団」)の移転時から、百合丘職舎を買い取った(株)ディンプル・インターナショナルに対し、当時の執行部が秘密裏に便宜を図っていたこと、同社が移転先ビルを入手するに際し、反社勢力の関係者から融資を受けていたことなど、更に多くの疑惑が明らかとなりました。
こんな執行部が、次期御遷宮の奉賛活動等、神社本庁の根幹となる使命を果たしてゆくことなどできるはずはありません。
神社本庁憲章の精神に立ち返り、一人一人が統理を中心とした神社本庁の再生に向けて、力を注いでゆく秋です。」