東京都神社庁元幹部 横領疑いー宮司を告訴、教誨師会も検討-
(東京新聞 令和6年8月31日朝刊)
「宗教法人『東京都神社庁』(東京都港区、小野貴嗣庁長)が、同庁の2580万円の資金を着服したとして、元財務担当幹部の男性(48)=懲戒免職=を業務上横領容疑で、警視庁赤坂署に告訴したことが判った。告訴は8月2日付け。元幹部は事務局長を務めた任意団体『東京都神職教誨師会』(中川文隆会長)の預金600万円を着服した疑いもあり、同会が告訴を検討している。…」
(中略)
「元幹部は現在も宮司にとどまるが、都内の神社関係者からは『神職資格を剥奪されず、堂々と続ける現状は社会正義に反する』と指摘する声も。都神社庁の小野庁長は本紙の取材に、今回の資金横領問題について『監督責任は重大で、猛省して再発防止策に取り組んでいる』と説明する一方、元幹部の神職資格の取り扱いに関しては、『刑事罰を受けた場合に神社本庁が判断すること』と述べるにとどめた。この問題を巡っては、内部告発した職員が小野庁長から叱責とパワハラを受けたとして退職している。小野庁長は『外部への情報漏えいを叱責したが、それが退職の直接原因ではない』と主張した。」
(ネットニュース)東京新聞8月13日朝刊