鷹司統理は田中氏を総長に指名したが、田中体制の終焉は必至
ー神道人は統理の真意を受け止め、一致団結して日本再生に邁進せよ!
(月刊「レコンキスタ」令和7年 1月1日号)
「12月12日に開催された神社本庁の役員会で、鷹司統理は田中氏を総長に指名した。筆者はこれまで、関係者からの情報をもとに、統理が田中氏を総長に指名することは絶対にありえないと確信し、本紙で発信してきた。しかし先月の役員会で、統理は田中氏を総長に指名した。もちろん、田中氏を全面的に信頼して指名したはずはない。では何故、指名をしたのか。
苦渋の決断であったことは間違いないだろうが、筆者は不毛の対立構造が続き、解決への道が見出せない中で、鷹司統理が組織の構成員に発出した「号令」であるように思う。
念願の統理指名を受けた田中氏が、以前と変わらず統理の意に反し私物化した組織運営をするならば、正常化を目指す勢力は以前にもまして、反田中の姿勢を強固にするであろう。当然、田中氏側がこれまでの振る舞いを反省し、統理を支える姿勢を鮮明にするならば、双方の歩み寄りも可能になるかもしれない。
そして何よりも重大な点は、これまで事態を傍観する立場だった大半の関係者も、ここに至っては、自らの意思を明確にして、事に臨まなければならないということだ。
鷹司統理は就任以来、醜い権力闘争の渦中にあって、公正公平の物事の推移を見てこられた筈だ。それぞれの関係者は、今、神道人としての自己を確立しているか否かを問われているのだ。」