田中氏は「終身総長」となるのか。
2万人の神職が苦しむ中、分断を生む総長の「在り方」が問われている!
(週刊現代「事情通」令和7年5月26日号)

「全国8万の神社を束ねる神社本庁の総長が、5月22~24日に開催の評議員会で選出される。3年に一度の総長選だが、今回の注目は2期6年が通常のことろ、5期15年と異例の長期政権を敷く田中恆清総長が、6選を果たすかどうかである。
田中総長とをそれと補佐する打田文博・神道政治連盟会長の支配は、「田中ー打田体制」と呼ばれる。利権癒着が発生しているとして内外から批判が噴出し、鎌倉の鶴岡八幡宮、香川の金刀比羅宮など有力神社の離脱が相次いだ。
(中略)
田中氏は「終身総長」となるのか。宗教離れで神社界総体が疲弊、2万人の神職が苦しむなか、分断を生む総長の『在り方』が問われている。」