神道政治連盟は打田文博氏が四期目の会長就任
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(月刊「レコンキスタ」令和7年7月1日号)

「5月に行われた神社本庁の評議員会に続き、先月10日に神道政治連盟の中央委員会が神社本庁講堂で開催され、3年間の任期満了に伴う役員改選が行われた。結果は、打田文博氏が四期目の会長に再選され、田中総長-打田会長のツートップ体制が令和10年まで続くことになった。
一方、鷹司統理を支える花菖蒲の会の関係者は悔しい思いだろうが、攻めどころが増えたとも言える。田中総長の再選をお膳立てしたのは黒幕の打田氏であるが、六期目の総長など論外であり、打田氏の神政連会長四期も異常だ。両者には辞めるにやめられない理由があるのだ。
万一、田中-打田体制が崩れて、正常化を目指す執行部が誕生すれば、20年以上も遡る不正事案に対し調査のメスが入ることになる。そして神社本庁が被った損害額など、不正行為が具体的な形で明らかになれば、戦後神道界の一大疑獄事件として歴史に残る。こんな悪夢のような事態に陥らないために、田中陣営は汚い手を使ってでも必死に体制維持に努めてきたのだ、田中、打田両氏は、陣営を任せるに相応しい人物がいれば政権を委譲し院政体制に移りたいだろうが、適任者がいないため、異例の長期政権を画策せざるを得ないのだ、こんな状況の神社本庁に、数年後に控えた伊勢神宮式年遷宮の募金活動や、疲弊する地方神社の継承など、本来の活動が担えるとは思えない。(…中略…)神社本庁を私物化してきた田中-打田体制は、田中派が大多数となった役員会は論外として、160名以上いる議員で構成される評議員会が本来の役割を果たしてゆけば、山が動く可能性は十分にある。…」