いったいどうなってる?
東京都神社庁から届いた「新」「旧」2通の”詫び状”?
小野貴嗣庁長は、いったい何を詫びているか?
小野庁長からの「詫び状」をよく読むと、その趣旨は、M氏の書類送検について「新聞に報道された」ことについて、遺憾であり、お詫びするというもの。
一昨年12月には事件が発覚しM氏本人も横領の事実を認めていたのに、小野庁長や幸田参事が、M氏を「減給か停職」という軽い処分で済ませて終わらせようとして、昨年5月末まで被害届を提出しようとしなかったことや、役員会や協議員にせっつかれて、今年8月になってようやく刑事告訴を行ったことなどに全く触れられていない。
あたかも「諸悪の根源は警察発表と新聞報道だ」とでも言いたいような、まるで人ごとのような「詫び状」であるが、小野庁長はこれで皆さんが納得するとでも考えたのであろうか?
なぜ新・旧2通の”詫び状”が発出されたのか?
この経緯について調査したところ、概ね次のような経緯だったようだ。
1)先に小野庁長の名義で作成された文案について、東京都役員会で、篠副庁長から「こんど、この文書を都内全神職に配布したい」と申し出があったそうだ。
2)この文案を読んだ多数の神社庁役員が、修正意見を出して、原案には反対したが、なんと篠副庁長は「もう(手紙を)出してしまった」と述べた。
3)神社庁役員らは、先の文章ではダメだと、追加の文案を協議し、上記の11月15日付けの「役員会」名義の詫び状を作成し、改めて都内の全神職に送付することになった。