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最高裁決定後も神社本庁の混乱収まらず
「総長問題」長期化に広がる懸念
(「選択」令和6年12月号)

選択-R6.12総長問題
「神社本庁の内部混乱は2025年に持ち越される雲行きだ。10月の定例評議員会で本庁のトップである統理の鷹司尚武氏は、総長問題について異例の発言を行った。10月に最高裁判所は、鷹司氏が指名した芦原高穂理事について『総長ではない』という判断を下した。鷹司氏側が敗訴した格好だが、評議員会で同氏は『芦原氏は総長ではないが、田中恆清氏が総長ということも認めないという主旨の発言をした』(本庁関係者)のだ。田中氏は一連の不動産不正取引などで、騒動を起こしてきた渦中の人物。しかし内部にシンパが多く、役員会は田中氏を総長に推挙して鷹司氏と対立してきた。・・・混乱が越年することは確実で、来年に行われる役員選挙の結果を待つまで正常化は棚上げとなる。『鎌倉の鶴岡八幡宮のように、新たに離脱する神社が出かねない(前出関係者)という危惧が広がる中で新年を迎えることになる。」