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日本混迷の原因は歴史の忘却と独立精神の欠如にあり!
ー神道界は自浄して邪気を祓い、新時代を切り拓け!ー
(月刊「レコンキスタ」令和6年8月1日号)

レコンキスタR6.8
「…神社本庁を壟断、私物化してきた田中恆清総長、および神道政治連盟の打田文博会長による双頭体制に、もはやかつての力はない。最高裁で係争中の総長選任をめぐる裁判では、一審、ニ審は田中氏が勝利した。それを追い風に両氏は、鷹司統理を支持する勢力に対し、様々な嫌がらせをしてきたが、その露骨な手口は、逆に温厚な神道人たちが神社本庁批判に起ち上がるきっかけとなった。
それを決定づけたのは、前号で報じた五月の評議員会における田中一派の非常識な議会運営であるが、加えて総長裁判は、最高裁で覆る可能性が日増しに高まりつつある状況となっている。
さらに、一昨年末の元職員の横領事件に端を発する東京都神社庁の問題は、事実関係の再調査が進み、神社本庁の常務理事でもある小野貴嗣神社庁長の責任問題へと発展した。そしてこともあろうに、小野庁長個人の金銭を巡る不正行為が露見する事態になっている。東京都神社庁の役員は、小野氏を庁長の座から引きずり下ろす方法について、日夜試案を重ねる段階に至ったようだが、これに対し、なぜか神社本庁側が小野氏を守るために様々な介入行為を重ねているという。断末魔とは、このことである。
そして今、注目すべきは、田中体制の崩壊よりも、統理のもとで次の神社本庁をけん引、領導してゆく新体制が、いかなるビジョンを示して、組織の再生を果たしてゆくのかという点に尽きる。そのビジョン、手法の検討は、ぜひとも我々のような外部の声を遮断することなく、透明性をもって進めていただきたいと願う。それは神社本庁の問題のみならず、現在の宗教団体、宗教法人の抱える問題にも、必ず好影響を及ぼしてゆくと考えるからだ。…」