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異例の6選を果たした「神社本庁」総長
(週刊新潮 令和7年6月12日号)

週刊新潮R7.6.12号
「神社本庁関係者によると、

『田中総長が地位に固執するようになったきっかけは2期目に”利権癒着批判”を浴びされれたこと。川崎・百合丘の職員宿舎を不当な安価で業者に売却したとして、幹部職員から内部告発されました。田中総長は幹部職員を懲戒処分にすることで、批判の矛先をかわそうとした。しかし、幹部職員から懲戒処分の無効を求める訴訟を起こされ、2021年3月、東京地裁で敗訴しました。』(さらに、控訴、上告も退けれれている

『宗教法人(宗教団体の誤記か?)としての神社本庁を代表する統理には、旧五摂家の鷹司家当主で上皇陛下の義理の甥にあたる鷹司尚武氏が就いています。その裁判の渦中、鷹司統理は田中総長に辞任を促したうえ、統理の権限で別の理事を総長に指名しました。』

『鷹司統理が別の理事を指名する一方、他の理事はほぼ全員が役員会で田中総長続投に賛成票を閉じました。田中総長の多数派工作が功を奏したのです。それに対し、鷹司統理から総長に指名された理事は地位確認訴訟を提起した。最高裁まで争われた末に、”総長選任には役員会の議決が必要”として、昨年秋、田中総長側の勝利が確定しました。』

『しかし、この間、田中総長の独善的な組織運営に反発し、鎌倉の鶴岡八幡宮など有力神社の脱退が相次ぎました。そのため、今回は子飼いの理事に総長の座を明け渡し、院政を敷くのではないかと見られていた。ところが、結局は続投となったわけです。』